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人間のがんに対するウクラインの効果を検討したランダム化臨床試験の論文報告
進行大腸がん患者におけるランダム化臨床試験(ウクライナ):
(Drugs Exp. Clin. Res. 22:115-122, 1996)
5-FUと放射線治療を受けた48例と、ウクライン単独での治療を受けた48例の生存率を比較。
21ヶ月後の生存率は、5-FUと放射線治療を受けたグループが33.3%であったのに対して、ウクライン単独で治療を受けたグループでは78.6%であった。
直腸がん患者におけるランダム化臨床試験(ウクライナ):
(Drugs Exp. Clin. Res. 24:221-226, 1998)
手術前に放射線治療と抗がん剤治療(5-FU)を受けた24例と、手術前後にウクライン(手術前に10〜60mgと手術後に40mgの投与)を受けた24例のグループで比較。ウクライン投与グループでは手術の6ヶ月後に1コース100mgのウクライン投与を数回受けた。
再発率や血液データや症状など全てにおいてウクライン治療グループの方が良い結果であった。
膀胱がん患者における臨床試験(ベラルーシ):
(Drugs Exp. Clin. Res. 24:227-230, 1998)
リンパ節や他臓器に転移を認めない比較的早期の膀胱がん患者28例をウクライン単独で治療。ウクラインは1回に10mgを静脈注射し、トータルの投与量が100mg,200mg,300mgの3グループに分けて比較した。
ウクライン投与を受けた患者の60.7%で腫瘍の縮小を認めた。
進行膵臓がん患者におけるランダム化臨床試験(ウクライナ):
(Drugs Exp. Clin. Res. 26:179-190, 2000)
42例の進行膵臓がんを、1)ビタミンC(1日おきに5.4gのビタミンCを10回)とウクライン(10mgのウクラインを1日おきに10回投与)を投与するグループ、2)ビタミンCと生理食塩水を投与する対象グループに分けて比較。
1年後の生存率は、ビタミンC+生理食塩水(対象グループ)が14%であったのに対して、ビタミンC+ウクラインを投与したグループは81%であった。
2年生存率は対象グループが5%に対してウクライン投与グループは43%であった。
Gemcitabineや5-fluorouracilで投与した126例の膵臓がんでは19ヶ月以上の生存者はいなかった。一方、ウクライン治療グループでは、最長54ヶ月の生存者を認めた。
平均生存期間は、対象グループでは8.92ヶ月で、ウクライン治療グループでは21.86ヶ月であった。
膵臓がんの緩和治療におけるランダム化臨床試験(ドイツ):
(Langenbecks Arch Surg. 386:570-574, 2002)
ドイツノUlm大学の外科のグループからの報告で、手術不能の進行膵臓がん90例を、A)gemcitabin(1000mg/m2)、B)ウクライン20mg/週、C)gemcitabin+ウクラインの3つのグループに分けて比較。
腫瘍の増殖抑制が、A群で32%、B群が75%、C群が82%で認められた。中間生存期間は、A群5.2ヶ月、B群7.9ヶ月、C群10.4ヶ月であった。
6ヶ月後の生存率はA群26%、B群65%、C群74%であった。
手術不能の進行した膵臓がんに対して、ウクラインの投与は生存期間や生存率を顕著に良くすることが明らかになった。
膵臓がんに対する臨床効果(ウクライナ):
(Langenbecks Arch Surg. 387:84-89, 2002)
進行した膵臓がん21例をウクライン10mgを1日おきに10回投与し、緩和治療のみを受けたグループと比較。ウクライン投与を受けた患者は疼痛が軽減し、QOLの改善を認めた。1年生存率は緩和治療のみが9.5%に対して、ウクライン投与グループは76%であった。中間生存期間は、緩和治療のみが197日であったのに対して、ウクライン投与群は574日であった。
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