Docetaxel and cyclooxygenase-2 inhibition with celecoxib for advanced non-small cell lung cancer progressing after platinum-based chemotherapy: a multicenter phase II trial.
Lung Cancer. 48(2):267-73. 2005
このフェース2臨床試験では、白金製剤をベースにした抗がん剤治療が効かなくなって進行している非小細胞性肺がん患者のうち、ECOG performance status 0-2で、血液検査で大きな問題のない症例を対象として検討が行なわれています。
治療はタキソテール(docetaxel)75 mg/m2を21日毎に、最大6回の投与を行ない、同時にセレブレックス(celecoxib)は400mg を1日2回(800 mg/日)、タキソテールの投与を開始する7日前からはじめて、腫瘍の進展が認められるまで行ないました。
治療が行なわれた41例の内、39例が少なくとも1回以上のタキソテール投与を受け、効果判定の対象とされました。平均年令は60.5才(44-77才)、67%が男で、79%が白人でした。
1例を除いて他はperformance status は0か1でした。
72%の患者は以前にタキサン系の抗がん剤治療を受けていました。
全体の生存期間の平均は11.3ヶ月、がんの進行が抑えられた期間( progression-free survival )は19.6週でした。奏功率(response rate)は10.2%でした。Grade 3〜4の好中球減少は39例中10例(25.6%)に認められました。白血球減少による敗血症による死亡が1例にみられましたが、grade 3,4の腎機能障害や肝機能障害は認められませんでした。
以上の結果は、タキソテール(docetaxel)とセレブレックス(celecoxib)の併用は安全な治療法であり、毒性や副作用もタイキソテール単独の場合と同じレベルであり、さらに、今までのタキソテール単独のデータと比べて、生存期間の延長と腫瘍増殖の抑制効果はより高くなることを示しています。