東京銀座クリニック
 
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Ukrainの抗がん作用について

はじめに:
UKRAIN は植物のChelidonium majus L. (日本名:クサノオウ) から抽出したアルカロイド成分と、抗癌剤として使用されているThiotepa(チオテパ)を化学的に結合させて合成した薬剤です。
昔のソビエト連邦においてがん治療薬として認可されていましたが、ソ連崩壊後は、主にヨーロッパを中心にがんの代替医療に使用されています。その抗がん作用については20年以上前から研究が行われており、培養細胞を使った実験や動物実験では、非常に優れた抗腫瘍効果が数多く報告されています。
人間における有効性を示す症例報告や臨床試験も数多く発表されていますが、臨床試験の多くが厳密なランダム化試験ではないことから、どの程度の有効性があるか客観的な判断はできないという意見もあります。しかし、今まで報告されている症例報告や臨床試験の結果は、標準的治療が効かなくなった進行がん患者に対してUkrainを使用してみる価値があることを示唆しています。
Ukrainの人間に対する安全性や抗腫瘍効果に関して、Ukrainを製造している会社(Nowicky Pharma)の研究者と議論する機会があり、がんの代替医療として試してみる価値があることを私自身が感じましたので、当クリニックにおける「エビデンスに基づくがん代替医療」の一つとして実施することにしました。現段階では、私自身の臨床経験でその有効性を実際に確認するまでは、Ukrainの評価は保留せざるを得ませんので、この治療を自ら希望する患者さんに対してのみ実施したいと考えています。
この治療に関する情報として以下の解説を参考にして下さい。

(銀座東京クリニック:福田一典)

Ukrainの公式サイト(英文):
http://www.ukrin.com/
http://www.ukrain-drug.net/
英語が読める方は、この2つのサイトから多くの情報を得ることができます。

この公式サイトの中に日本語訳のページがあります。臨床試験の結果を報告した論文がまとめられています。
http://www.ukrainpro.com/standardtexte/T0307031_UKRAIN_Jap.htm

Ukrainの薬剤情報(投与法や副作用など)はこちらへ

Ukrainとは:
Chelidonium majus L. (クサノオウ) から抽出したアルカロイド成分(chelidonine)の3分子と、Thiotepa(チオテパ)1分子を結合した半合成医薬品です。
1アンプル(5ml)中に、Chelidonium majus L. alkaloid - thiophosphoric acid derivative を5mg含有し、 溶媒は注射用蒸留水で pH は 3.5 〜 5.5です。
静脈注射で投与します。

クサノオウとは:
Chelidonium majus L.(Greater celandine)は、日本では「クサノオウ」と呼ばれているケシ科クサノオウ属の植物です。道ばたや草地などに生え、初夏に黄色い花が咲き、茎や葉を切ると橙黄色の乳液が出ます。この乳液にはアルカロイドが含まれ、鎮痛作用などの作用があり、世界中で薬草として利用されています。漢方では「白屈菜(はっくつさい)」と呼ばれ、止痛・止咳・解毒の効能があり、胃痛・黄疸・皮膚疾患などに用いられています。民間療法では、湿疹やイボに、生の汁を塗布したり煎じ液で洗浄する治療法が行われています。
クサノオウの成分による抗がん作用についても古くから薬草書に記載されています。
UKRAINには次のような特徴があります:
1)注射にて投与すると、すみやかに腫瘍組織に蓄積します。癌細胞の核(特に核小体)に蓄積して癌細胞にアポトーシス(細胞死)を引き起こしますが、正常細胞にはほとんど蓄積しないため毒作用は示しません。
2)血管新生阻害作用があり、腫瘍の増大を抑えます。
3)キラーT細胞やナチュラルキラー細胞を活性化して、癌細胞に対する免疫力を増強します。

適応疾患(効果の期待できる腫瘍の種類):
結腸・直腸がん、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、卵巣がん、子宮頚がん、子宮体がん、口腔がん、小細胞性肺がん、非小細胞性肺がん、頭頚部がん、精巣がん、様々な肉腫、悪性黒色腫、悪性リンパ腫など。
費用:
UKRAIN は静脈内注射にて投与されます。1アンプル(5mg)が10000円です。
1回の投与量は5〜20mgであり、1週間に1〜2回注射します。腫瘍の大きさや増殖スピード、腫瘍の広がり、免疫力の状況によって量が決定されます。
最初のうちは、1週間で2〜8万円程度(2〜8アンプルとして)かかります。
2〜3週間治療して効果がなければ中止します(総量が50〜100mgの段階で全く反応がみられなければ中止)。
治療は腫瘍が完全に縮小し、投与後の反応が見られなくなるまで行います。
効果が現われれば、腫瘍の大きさや効果の程度に合わせて週に2〜4アンプル程度に減らすこともできます。
平均的には1ヵ月に8〜25万円程度かかりますが、薬剤の価格自体が高いのでご了承下さい。
日本では未認可医薬品ですので、保険は使用できません。
医療機関における治療ですので、確定申告の医療費控除の対象になります。
お問合せ:
お問合せや不明な点などありましたら、お問合せフォームか、info@1ginzaclinic.com へ直接メールにてお問合せ下さい。電話(03-5550-3552)でも受付けています。
標準的治療で効果が見られなくなった種々の進行がん患者203例に対して、ドイツのVilla Medical ClinicにおいてUkrainを使った治療が行われた臨床結果のデータはこちらへ

 

 
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